働きながら試験勉強しているサラリーマンにとって、通勤時間は勉強時間確保の王道です。
様々な学習方法がありますが、結局は自分にあったやり方を見つけることが大事です。
やり方には大きく分けて
- テキストを読む
- 問題集を解く
- 講義動画を見る(聴く)
の3つが、ありさらに、1,2については、紙ベースか、デジタルベース(スマホやタブレットなど)かの方法があります。
8年間の間にいろいろ試しましたが自分には、2の「問題集を紙ベース」で解く。が一番合っていたように思います。
では、なぜ「問題集」を「紙ベース」なのか。
一時期は、INPUT重視でテキストを読み込むことを大事にしました。また、宇都宮雅巳さんの「1日1分からはじめる 速読勉強術」で紹介されていた高速大量回転法や、弁護士の山口真由さんが自身の勉強法として紹介されていた「超速7回読み勉強法」を参考に、知識を刷り込めばOUTPUTはついてくるだろうと考えていました。しかし、コマ切れ時間だと単元の全体像がつかみにくかったり、前後の文脈が頭に入ってないと理解できないことも多く、結局効率が悪かったように思います。テキストは電車内ではなく、ある程度まとまった時間があるときにじっくり読むことをお勧めします。
また、動画の視聴も一時期はまっていました。大原の金澤先生のトークにはまり本講座と伴に「社労士24」を複数年受講しました。社労士の学習が実質24時間の動画に凝縮されているという超優れものの教材です。これを朝晩、繰り返し視聴すれば、かつてはやった睡眠学習のごとく知識が定着すると考えました。金澤先生特有の語呂合わせや、インパクトのあるテーマについては記憶に残ったのですが、知識がパーツパーツで、全体像をつかみとることが難しかったように思います。そしてやはりつい受け身で聞いてしまう(つい他のことを考えたり)ことも定着しない要因だと思います。
そして問題集です。しかも「紙」です。後半はユーキャンの講座を利用したのですが、この教材の優れもの教材として無料でデジタルテキストと、デジタル問題集がついてくることです。(大原は科目ごとにオプション販売!)しかもこのデジタル問題集は、学習の進捗ごとにホメてくれるモチベーションアップ機能や、正誤情報が記録に残り、できなかった問題のみ抽出できる優れもの教材です。一時期はまり電車の中のみならず、トイレやお風呂の中でもポチポチやっていました。するとどういうことが起きるか。。。そう、問題を覚えてしまうのです。前回間違えた問題の本質を理解することなく、正解の選択肢を覚えてしまう。そうなると考えることもせずにポチポチとゲーム感覚でやってしまうのです。
そんなわけで、試験勉強後半はもっぱら紙の問題集を一問一問解きながら、じっくり解説を読み、論点をメモするという作業を丁寧に行いました。問題集であれば細切れ時間でもできますし、あと一駅で何問解けるかなど、時間の制約の中で解く練習にもなりました。
結局、受け身ではなく、論点を確認しながらOUTPUTし、ポイントをメモするという作業が一番ということだと思います。
もちろん、勉強法は人によって合う合わないがあります。8年間の間に様々な勉強法の書籍を読み漁り、試してみた結果、私にはこの方法が一番だったなと思っています。是非、あなたにぴったりの学習方法を見つけてください。
そうそう、通勤時間に問題集に取組むための一番の仕掛けは、電車に乗る前に、問題集をカバンから出して手に持っていることがポイントです!

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