来年1月から社労士登録にあたって、まずは「勤務社労士」か「開業社労士」かを選択する必要がありました。
結論から言うと今回の登録のタイミングでは「勤務社労士」でスタートしますが、そこに至る経緯には葛藤や試行錯誤がありました。
「勤務社労士」とは、言わずもがな企業や、社労士法人に雇用された立場で、その勤務先の社労士業務のみに仕事が限定されます。一方で「開業社労士」は個人、法人問わず自ら業として社労士業務を、他者から委託を受けて行うことができます。
違う視点でいうと「勤務社労士」は、安定した雇用に守られた中で安心して仕事ができる一方で、「開業社労士」は腕一本で収入に増減が生じる不安定な立場となります。細かなことを言えば社労士会の年会費も「開業社労士」の方が「勤務社労士」より2倍程高いです。
現在の私には、勤務先の「勤務社労士」か、「開業社労士」として独立し、現在の勤務先の副業とするか、勤務先を退職して完全独立するかの3択がありました。
独立するための準備が不十分のまま見切り発車はリスクが高すぎます。できれば今から他の会社の仕事も経験し、将来の独立にも備えたい。そうです。理想は勤務社労士として働きながら、開業社労士として副業する形が一番いい形になります。
しかし。。。
現在の勤務先は、就業規則上、原則副業禁止なのでした。( ゚Д゚)
そこで一案を講じてみました。
私は来年の3月末で定年退職となります。当然、処遇も下がります。雇用延長を希望する際は事前に会社にその旨を申告するとあります。現在の私の仕事は、リスク・コンプライアンス。申告書には、労務視点のコンプライアンス促進活動を新たな仕事として提案し、同時に収入減を補うための副業を申請してみました。
新たな業務はおおむね承認され、勤務社労士としての仕事の可能性は見いだせたものの、副業の方はまだ回答を得られていません。しかし、1年前に前の会社を辞め、何もないところから独立を企図したことも考えれば、4月から採用していただいた会社に対して、なんともわがままな提案をさせていただことになります。
最終ゴールはあくまで独立です。独立を渇望して8年間走り(歩き?)続けてきました。定年は踏ん切りをつける良い区切りともなります。すべてを前向きにとらえて、やれることはすべてやるというスタンスで臨んでいきます。お楽しみはこれからです。
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