社労士開業準備 ビジョンをたてる

開業にあたってはっきりさせておかなければならないことがある。

自分は社労士という資格、立場、手段を使って何をするのかということ。ビジョンである。

「働くことを通じて、経営者と労働者を幸せにする。」

というビジョンを立てた。

社労士の試験勉強に向かっているとき、自分自身に問いかけてきたものであり、学習の動機づけに手帳に書き込んでいた。また、このテーマは、自分がどう生きるかということでもある。

現在に至るまで、生命保険保険、人事コンサル、マーケティング、不動産デベロッパー、ペット保険、ペット関連ビジネス、エンターテイメント、物流と異なる業界に身をおき、また、大企業・中小企業、ベンチャー、内資系・外資系、オーナー企業など異なる風土の職場で、主に人事労務の仕事に携わってきた。

この中で、様々な組織と個人の葛藤を見てきた。自分自身の葛藤もあった。

2社目の人事コンサルでキャリアカウンセリングを学び、組織と個人の共生の触媒となる可能性を感じた。

一方で、働く個人だけではなく、人の問題にひとり悩む経営者の姿も目の当たりにしてきた。昨今の働き方改革の決まり事を逆手にとる労働者も増えてきた。

会社は働く場所であり、稼ぐ場所でもあるが、それだけではない。人が幸せに生きていくために必要な「場所」であると思いたい。

組織と個人が対立し合う組織に明るい未来はない。

自分がやりたい事は、やはり組織と個人の共生のための触媒となることである。

「はたらく」とは、俗にハタ(傍)を、ラク(楽)にすることだと言われる。

経営者も労働者も、そしてワタシ自身も人のために生きる、はたらく。そこに幸せがあると信じたい。

利他の精神をもって仕事をしたいと思う。