2025年をスタートして13日目にようやく、毎年の恒例行事となっている明治神宮に参拝に行ってきた。
今年は60歳を迎えることもあり、厄払いも兼ねての参拝である。明治神宮の早見表では、昭和40年生まれは数え年61歳となり、今年が大厄との事。新たなことをスタートさせる年でもあるのでふりかかる厄は少しでも軽くしておきたい。
お祓いは、祈願祭として神楽殿の中で執り行われる。大太鼓が打たれ、お清めのお祓いが行われて、祝詞が奏上される。その後2人の巫女が手に花をもって御神楽を舞う。とてもいい凛とした空間で気持ちが清められた気がした。
その後、おみくじを引いた。
明治神宮のおみくじは吉凶を占うおみくじではなく御神祭である明治天皇と皇太后の30種の歌で構成されている。
ワタシの引いたおみくじの歌がまさに、これからの生き方を示唆したものだった。
水
器にはしたがひながらいはがねも
とうすは水のちからなりけり
しみた。
解説を読むまでもなく、水はどんな器にも抵抗せずに柔軟に姿を変える。一方で雨だれであっても長い時間をかけて巌も通してしまうという強さをもっている。
以前読んだ、ブルースリーの娘さんが書いた評伝の「友よ、水になれ」の中で、ブルースリーが同じことを語っていた。
ともすると、自己を主張してしまう。衝突する。若い頃はそれを良しとして生きてきた。ただそれで失ったものもあった。
より柔軟に、根気よく生きていく。
2025年のスタートにあたり、胸に刻みたい。

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