生成AIの発展は著しく、日々新たなニュースが世間を賑わしています。
生成AIによって将来なくなるといわれる仕事の種類は増え、その中に社労士業務も含まれているといわれています。
このたびの開業に向けた準備をする中で、業務のDX化(デシタルトランスフォーメーション)の必要性を感じ、先日無料の生成AIのセミナーを受けてみて改めて衝撃を受けました。
それまでは、ChatGPTの無料版に何となく質問を入れて使っていただけで、実務で使うことはありませんでした。
2時間のセミナーで学んだことは、生成AIに入力する質問(セミナーでは構文という)のしかたです。より具体的な構文を作ることによって、とても精度の高いアウトプットが得られることを、実演をもって体感しました。
さっそく、今の職場で企画書を作ってみました。
構文に、企画書のテーマ、企画書の提示先、企画の目的、現在の課題、解決方法、スケジュールなどの章立てを具体的に入力すると、たちまち企画書がアウトプットされました。
その間、ほんの5秒くらい。構成はそのままに、あとは自分なりの加筆修正を加えればほぼ完成となりました。
ワタシは、社労士業の業務の柱として、今までの経験から就業規則の見直しや、メンテナンス、そして組織内での定着コンサルを考えていました。
就業規則の見直しには、専門知識と、文章力、PCスキルも必要で、それなりに時間を要します。開業されている社労士の先輩のホームページでも就業規則作成はひとつのメニューになっていてそれなりの料金となっています。
で、その就業規則を生成AIに作らせてみました。それもいまワタシが勤めている業界に合った就業規則の作成をリクエストしてみました。
できました。。。
当然、肉付けは必要ですが、大枠は問題なく。一から作ることを考えると大幅な時間短縮となります。これが実用化できれば、ワタシの仕事は資料作成のPC仕事から、よりフェイスtoフェイスが必要な組織内の定着支援に時間をかけることができるようになります。
開業にあたって、就業規則を自動生成したり法令チェックするシステムを扱う会社の担当者と情報交換をしていました。営業のフックとして就業規則見直しサービスを考えていたからです。しかし、結構な額のランニングコストが発生し、一定以上の受注がないと採算が取れないと思ってました。
生成AIのセミナーの後に、改めてこのシステム会社の担当者に、生成AIの威力を伝えたところ、激しい衝撃を受けていました。
生成AIは彼らの主力商品を、いとも簡単にしかも無料で凌駕してしまったのです。
生成AIについては習うより慣れろだと思います。食わず嫌いでいたらあっという間に置いていかれますので、仲良く付き合っていこうと思います。
そうそう、生成AIのセミナーの講師が面白いことを言ってました。
構文(質問)は、「◯◯教えて」といったぶっきらぼうな表現ではなく、「◯◯について詳しく(やさしく)教えていただけませんでしょうか」と、具体的かつ丁寧な言葉づかいで入力すると、より精度の高い回答が得られるとか。
うそだろ〜と思った方、今すぐにお試しあれ。
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